ー 8-2 ー
みんなが唖然とする中。
私の耳に聞き覚えの無い声が届いた。
「みなさん、何やっているんですか?」
その声は、間違いなく「マユチカ ココ」のものだった!
だって昨日見た女の子がドアの間から見えたもん・・・
「や、やあ・・・」
今ださっきのショックが残っているアユムが生返事をすると、
ココは人差し指を口元に当てながら小首をかしげた。
「「お茶目」って・・・
誰のことですかぁ?」
ドアが開け放していたおかげで、
廊下からこちらの声が聞こえていたらしいです。
「いや・・・なんでもー・・・」
とアユムがごまかそうとした矢先、
「あ、アユムさんのことだよ」
とめちゃめちゃ明るく答えるケイ。
でも、ココの方は別のところに興味があったらしく、
ため息をつきながら首を振った
「なあんだ。
ココのことを話題にされているのかと思ったよ。
良かった。ちがくて」
そういって、天使のような微笑み方をした。
でも、次の瞬間、声色が変わって、
口元にかすかに笑みをのこしながら私たちを一瞥した。
「もしも・・・もしも、ココの悪口を言ったときとかは・・・ゆるさないから」
なんだか、
怖い、変な笑い方だった。
全てを敵視しているような
そんな感じだった・・・
この時、シュンがココの名を聞いて顔をしかめた理由がわかった気がした。
彼は決してココを嫌悪していたんじゃなかったんだ・・・
恐怖していたのだ。
彼女に・・・
「あ、コスミちゃん!」
そんな私の思考などいざ知らず、
ココは一直線に私のところに走ってきた!
「わたしマユチカ ココ!
これからいっしょに行動することが多くなると思うけど、よろしくね★」
とかわいいウィンク。
「あ、私はショウノ コスミです。よろしく・・・」
わたしがしどろもどろに返事をすると、
彼女は満面の笑みを浮かべて
備え付けのパソコンの方に歩いていった。
「じゃあー・・・・
なかまの証にデータアップ!アップ!
コスミちゃんの変わりにやっておくね*」
「う、うん」
頷きつつも、
そういえばシュストーユの説明はどうなったんだろう
と思わずにいられない私なのでした。
−つづく−
*人物データ「マユチカ ココ(繭近 ココ)」を更新
フェイクのTopへ